Step World 聖蹟桜ヶ丘 英語教室

家庭でもできる小学生向け英語アクテヴィティーの紹介

体で覚える動詞アクティビティ 5ステップ

準備
机は片づけます。
椅子だけ用意します。
生徒を全員座らせます。


①Stand up!     
    Sit down!
    Run!     (Run in place  = その場で)
 Walk! (Walk in place)
    Jump 5 times!


    まず、この5つの動詞を使って色々な順番で命令し、講師と一緒にやります。大丈夫そうなら、講師はACTIONをやめ、指示だけ出します。
☆彡楽しくやるポイント
* スピードをだんだん速めること
* Jump は、”one! two! three!"  と大きな声で一緒に数える。


何度か講師が指示を出した後、「指示を出してみたい人?!」”Who wants to be a leader?" と、聞き、もしいれば、その子に指示を出してもらう。複数いる場合は、なるべく全員にチャンスを与える。


次のレッスン
②Stand up!
 Sit down!
 Run! (Run in place = その場で)
 Walk!
 Jump 5 times!
  +
 Touch your head!
   Touch your mouth!

  など、習ったbody partsを入れます。


何度か講師が指示を出した後、「指示を出してみたい人?!」”Who wants to be a leader?" と、聞き、もしいれば、その子に指示を出してもらう。複数いる場合は、なるべく全員にチャンスを与える。


多分、Touch yourは、言えず、ただ"head" "nose"などとbody partsを言うだけになると思います。それはこの段階では訂正せず、そのままにしておいて良いです。


③二回のレッスンの命令に加えて、今度はカード並べておきます。
Touch the apple!
Touch the fox!

カード以外の教室にあるものも加えます
Touch the floor!
Touch the chair!
Touch Hanako's bag
(ここでさりげなく所有格も出す)
など、色々なものをタッチする命令を加えます。楽しくするポイントは、とにかく忙しく動き回らせること。Touch the fox!  Run!  Jump 10 times! .......など


また、講師が十分に指示を出した後、リーダーをやりたい人にやってもらう。やりたくない場合は、強要しない。まだTouch your ~     Touch the ~など言えないと思うが、とりあえずそのまま。もし言った生徒がいれば、その生徒を褒め、それをきっかけに全員で練習、説明しても良いと思います。


④ 上記3回分のレッスン
     +
  Drink some water ( 以下 ふりをするだけ)
       Eat sushi
       Read a book
  Brush your teeth
       Wash you hands

など、これから10回以上の授業で少しづつ動詞を増やしていく。


⑤ 上記の動詞
    +
  Run like a dog
       Hop like a frog
       Climb a tree like a monkey
       Swim like a fish
       Eat an apple like an elephant


など、likeを使う。
以上が5ステップです。5,6回目くらいから正確さを少しずつ求めていきましょう。
なぜこのactivityが効果的なのか?
①これはTPR(Total Physical Responce) という教授法を元にして作られたactivityです。TPRとは、講師が指示を出し、生徒はそれを行動していくという教授法です。


私たちは第一言語である日本語を学ぶ時、まずinput‘とにかく沢山日本語を聞きます。赤ちゃんは、話せるようになるまで何日も何か月も,とにかく日本語を沢山聞きます。その後マネして言葉を発するようになるのです。このアクティヴィティーは、英語を発するようになる前、まず聞いて、理解して、それから発するという第一言語と同じプロセスです。つまり、このプロセスをとることで、学習者のストレスレベルを下げることができるのです。なので、指示を出す係は、講師が指名せず、あくまでも、自分からやりたいという生徒、つまりI'm ready! の生徒にやってもらうことが大切です。赤ちゃんも、言葉が発するタイミングはそれぞれです。英語の学習に関しても、たくさん聞いてからやっと発する準備ができる子、すぐに発する準備ができる子がいます。それぞれです。


一回のレッスンで、5個ずつの単語を増やしてくのが目安です。一か月に4回の授業であれば、3か月続けて60個の動詞が身に付きます。しかも体を使って覚えるので、無理なく身に付き、毎時間繰り返すので定着率抜群です。


③MI理論によるところの、Kenesthetic Intelligenceの高い子、つまり、運動の得意な子の目が輝くactivityです。英語教室ではどうしても言語学習能力の高い子、センスのある子が目立ってしまうのです。このゲームは、勝ち負けもないのでみんなが楽しく参加できます。また、Jump 3 times! などの時、ジャンプ力のある子を褒めたり、足の速い子を褒めたりして、言語学習能力ではなく、運動の得意な子にスポットを当て、モーティベーションを高めることができるのです。


応用編:Simon says....のゲームにする。
 知らない方のために、Saimon says...というゲームは、Simon says,"stand up"と言ったら、立たないといけません。"Sit down"と言われても座ってはいけません。座ると負けです。Simon says,"Sit down"  と言って初めて座ることができます。


今日は、体で覚える動詞activityの5ステップについて解説しました。とても楽しいアクテヴィティなので、STEP WORLD聖蹟桜ヶ丘英語教室で是非一緒にやりましょう。無料体験授業受付中です。

単語の神経衰弱ゲームはなぜ大事?

幼稚園児、小学生に人気のゲームに単語神経衰弱があります。

ゲームのやり方
①このように、二枚づつ同じカードを用意します。
②裏返し、バラバラにまぜます。(裏は真っ白)
③memory card game、神経衰弱です。一人二枚ひっくり返し、同じカードが出たらとれます。
④日本のトランプの神経衰弱は、当たると何回でも続けてチャンスが与えられますが、この英単語ゲームの場合は、当たっても、チャンスは一回ずつにした方が良いと思います。なるべく自分の番がすぐに回ってくるようにしないとこどもが飽きてしまうので。
ポイント☆
*必ず、カードをひっくり返すたびに、カードに描かれた単語を英語で言う。
*講師も仲間に入り、引くたびに"ant" "apple" "ant" "apple" と英語で記憶するモデルになる。


なぜこのゲームが効果的なのでしょうか。三つの理由があります。


①従来の日本の英語教育では


🍎 → りんご → apple    という脳の回路を作らせていました。


中学校で先生が持っているフラッシュカードは、片面英語、片面日本語でしたよね?
もちろん、言葉が複雑になればそれも仕方ありません。


でも幼稚園や小学生なら、英語スイッチと日本語スイッチ両方の回路を作ることが可能です。バイリンガルのように。


🍎→りんご  
🍎→appleの二種類の回路をいつでも選択できるのです。
絵カードの神経衰弱ゲームでは、この回路を作るのに最適です。🐊のカードを見て、"alligator"と発音することで、🐊のカードの場所をalligatorとして記憶しようとするわけです。場所を記憶するために頭の中でalligatorと何度も繰り返します。
そうして
🐊→alligator の回路が出来上がるのです。


② Multiple Intelligence Theory  通称MI理論と呼ばれる理論があります。こどもそれぞれ得意分野があります。音楽だったり、絵画だったり、運動だったり。そういうさまざまな才能を開花させるため、また、言語習得そのもののセンスが低い子のために、こういった、音楽や絵画運動などを取り入れて英語に興味を持ってもらう。
神経衰弱ゲームは、画像で記憶することが得意なお子さんにはヒーローになれるチャンスです。言語習得のセンスとは関係ない部分での競争になるからです。
言語習得のセンスが高いお子さんはいます。こういうお子さんは教室でもだいたい目立ち、いつもヒーローになりがちなのです。大切なのは、そうでないお子さんにいかにスポットを当て、ゲームで勝たせ、モーティベーションを上げるかなのです。
お教室を開いていらっしゃる方、是非一度絵カード神経衰弱ゲームをやってみてください。勝敗は予想外な結果になると思います。


③ お子さんは覚えるのは早い。でも忘れるのも早い。ですから繰り返しがとても大切です。ただの単語の繰り返しでは飽きてしまいます。いつも誰が勝つかわからない、スリルがある絵カード神経衰弱ゲームは、有無をいわさず、口に出し、また頭の中でも単語を繰り返しますから、単語を覚える定着率が抜群です。ご家庭でも是非やってみてください。


応用編:この神経衰弱ゲームに文字カードも入れます。A とa でとれます。Bとbでとれます。
B,b とD,d中々定着しませんよね。このゲームのおかげで覚えた生徒さんも多数います。


このゲームとても楽しいだけでなく、確実に単語力がつきます。何人かでやると盛り上がるので、もし良かったら、STEPWORLD 聖蹟桜ヶ丘 英語教室の無料体験の際、「絵カード神経衰弱ゲームやりたいです」と一言おっしゃってください。一緒に遊び、バイリンガル回路、作っちゃいましょう!